この記事を書いた日は 2016/02/17 です |
Roland の MIDI キーボード A-500S の Advanced Driver モードを Windows 10 で動かしたときのメモ。
Windows ServerにLANドライバを無理やりインストールする方法
https://qiita.com/Chick_B/items/6d8d1c3b4ed9689445db
Rolandのサポート情報サイトからWindows 8/8.1用のドライバをダウンロード。
a500s_w81d_v101.zip を解凍し、`Files\64bit\File`s (32bitの場合は `Files\32bit\Files`) とたどって行くと `RDIF1101.INF` が見つかります。その30行目付近。
;---------------------------------------------------------------; [Manufacturer] %MfgName%=Roland,NTamd64.6.2,NTamd64.7 ;[ControlFlags] ;ExcludeFromSelect=* [Roland] ;; Windows7 - Windows XP 64 ;; not supported [Roland.NTamd64.6.2] ;; Windows8 %RDID0101DeviceDesc%=RDID0101Install, USB\VID_0582&PID_010D ; A-500S [Roland.NTamd64.7] ;; not supported ;===============================================================;
`[Roland.NTamd64.7]` がWin10に関する記述のようです。 ご丁寧に非対応と書いてありますね。
この場所に上の行からWindows 8用の記述を丸コピしてきます。
;---------------------------------------------------------------; [Manufacturer] %MfgName%=Roland,NTamd64.6.2,NTamd64.7 ;[ControlFlags] ;ExcludeFromSelect=* [Roland] ;; Windows7 - Windows XP 64 ;; not supported [Roland.NTamd64.6.2] ;; Windows8 %RDID0101DeviceDesc%=RDID0101Install, USB\VID_0582&PID_010D ; A-500S [Roland.NTamd64.7] ;; Windows10 %RDID0101DeviceDesc%=RDID0101Install, USB\VID_0582&PID_010D ; A-500S ;===============================================================;
ゴニョったドライバはデジタル署名とハッシュが一致しないので普通に読み込ませると弾かれます。
そこで、Windowsをテストモードにして署名のチェックをスルーします。
(!) BitLocker を使っている場合、この操作を行うと再起動後に回復キーの入力を求められます。事前に回復キーのバックアップを行ってください。
コマンドプロンプトかPowerShellで
bcdedit -set loadoptions DISABLE_INTEGRITY_CHECKS bcdedit -set TESTSIGNING on
を実行。セキュアブートがONになっているとここでエラーになるかも。
その後、Windowsを再起動します。
再起動後、デバイスマネージャで目的のデバイスを開き、ドライバーソフトウェアの更新 をクリック。
[コンピュータを参照してドライバー ソフトウェアを検索します(R)] を押して先ほどのドライバのあるフォルダを指定。
いろいろ自己責任で警告を飛ばすとインストールが完了します。
インストールが終わったら
bcdedit -set loadoptions ENABLE_INTEGRITY_CHECKS bcdedit -set TESTSIGNING off
でテストモードをオフにします。